FLINTERS BASE では、どんな人が講師をして、どうやって研修資料を作っているのか?

この記事は、FLINTERS10周年記念ブログリレー103日目の記事です。
多くのブログ記事がある中、目を留めていただき、ありがとうございます。
FLINTERS BASE で研修の講師・研修設計をしている西田と申します。

早速ですが、弊社は入社していただくと「3ヶ月間のエンジニアリング研修を受けた後に現場配属」という枠組みを取っています。
たまに「研修中も給料出るの?」と聞かれるのですが、ちゃんと全額出ます笑(単位もペリカではなく円です)

そして、FLINTERS BASE へ興味を持ってくれているみなさんが他に考えるのは「講師や研修資料の質は大丈夫なのか?」ということではないでしょうか?
なので、今回は「どんな人が講師をして、どうやって研修資料を作っているのか?」という話をお届けしたいと思います。

また「研修を担当されている方が、検索したら辿り着いた」という方もいらっしゃると思うので、研修の tips(実践的なコツ)も後半で少し紹介したいと思います。
是非、最後までご覧いただければ幸いです。

なぜ講師と研修資料の質が大事なのか?

3ヶ月間という時間は、みなさんの人生にとっても貴重な長い期間になります。
しかも、研修は毎日8時間です *1

講師がこんな人だったらどうでしょうか?

講師 受講者に起きてしまうこと
高圧的 研修に集中できない
質問したいのにできない
エンジニア経験がない
もしくは知識不足
説明がわかりにくく理解できない
経験談やノウハウがないため、実践に活かせない
知識はあるが受講者の立場に立てない 説明が一方的で、専門用語が多くわかりづらい
積極的に学べない

また、研修資料がこんな内容だったらどうでしょうか?

研修資料 受講者に起きてしまうこと
誤字脱字が多くレイアウトも崩れている 読みにくい
気になってしまい、研修に集中できない
内容が古い 最新の情報や知識を学ぶことができず、実務に活かせない

もし、上記の条件に一致する研修だった場合、
みなさんの意欲を削ぐだけでなく、学びが薄い3ヶ月間になってしまいます。

それは、我々も望んでいない状況です。
なぜならば、我々が研修で掲げている目的は「受講者のみなさんの学びを深めて、現場配属後も充実したエンジニア生活を過ごせるようにすること」だからです。
その目的を実現するために、我々は講師と研修資料の質は非常に重要なものとして捉えています。

実際に FLINTERS BASE の講師はどうなの?

まず、講師全員がエンジニア経験者です。
バックグラウンドがそれぞれ違うので、講師をやっている私を一例とすると、
2006年にSIerの会社に入社して、約4年前の2020年1月にFLINTERSに転職したので、現在17年のエンジニア人生を送っています。
実は、良い学歴は持っていないのですが、反骨精神をバネに色々な経験(要件定義・設計・開発・チームマネジメント)を積んで、
資格取得(応用情報・データベーススペシャリスト・AWS SAA・TOEIC735・貸金業務取扱主任・ヘルスケアプランナー、また世界遺産検定3級などの趣味系)もコツコツと取得しているので、
伝えられる経験談は、多くあると思っています(失敗談も含めて笑)

また、講師全員がホスピタリティ(思いやり)が高いと良く言われます。
研修だけでなく、社内生活で困っていないか?も我々は気にしています笑

補足すると、講師のパーソナリティ(人柄)だけでカバーするのではなく、
1on1(講師と1対1で何でも話せる場)や朝会・進捗確認・夕会などのコミュニケーションを作りやすい仕組みでも補っています。
そのため、手前味噌ですが「質問はしやすく、説明も一方的にならない環境」であると自負しています。

実際に FLINTERS BASE の研修資料はどうなの?

研修資料は、自分たちで作り上げて、日々アップデートしています。
アップデートでは、実際に受けた受講生の方々からのフィードバックや現場の声を重視しています。
そのため、我々は慢心せずに、積極的にアップデートを繰り返しています。
また、新たに追加した研修も多くあります。
他にも、講師同士のレビューや、textlint ツール(誤字脱字や冗長な表現をチェックしてくれるツール)などを活用して、仕組みで受講生が読みやすい資料も実現しています。
最新の研修資料を読みやすい形で提供することを我々は意識しているので、ご安心ください。

おわりに

今回のブログのテーマである「FLINTERS BASE では、どんな人が講師をして、どうやって研修資料を作っているのか?」をお届けさせていただきました。
安心して学べる環境であることが少しでも伝わりましたら、幸いです。

最後に宣伝ではないですが、もし今回の記事や、他の方の記事を見て、
FLINTERS BASE に興味を強く感じてくれた方は、入社を検討していただければと思います。

参考として、応募ページを載せておきますね。
https://www.wantedly.com/projects/1142557

今回の記事や他の方の記事を見てくれたみなさんと、仲間になれることを楽しみにしています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

おまけ:研修の tips

【課題】
どうすれば研修で、受講者が集中を継続できるか?
【解決策の例】
色々なテクニックが必要ですが、私が最も重要だと考えているのは、
冒頭で課題提起(なぜこの話をしなければいけないか?)をすることです。
プレゼンにおける 3:7 の黄金比と同様で、全体の3割の時間は課題提起をすることで、
残りの7割の本題が頭に入りやすくなるというものですね(途中で別の考え事をする人が減って「重要そうだからちゃんと聞こう」と考える人が増えます)
このブログ記事でも意識していて「なぜ講師と研修資料の質が大事なのか?」という部分が課題提起になります。
研修の場合は、実際には 2:8 ぐらいにはなりますが、
我々も「なぜこの技術を学ぶ必要があるのか?」「学ぶとどんな良いことがあるか?」という形で課題提起をして、受講生の納得感を大事にしています。
僭越ですが、集中力が切れる人を防ぎたい場合、課題提起の時間をしっかり設けることを意識すると良いです。

*1:毎日8時間:厳密には、うち1時間は1日の整理に充てる時間なので、7時間が学習の時間です。

また、補講という「今までの復習や、理解が曖昧な部分を講師に質問する時間」も設けており、詰め込み式のような学習スタイルではないです。他にも色々な仕組みがあり、万全なサポートを受けられるので安心してください笑