営業からデータエンジニアへの転身

2022年10月入社の内藤と申します。

FLINTERS BASEに入社して3ヶ月間の研修を終えたため、簡単ではありますが、研修の内容や感想をまとめていきたいと思います。

結論から申しますと、プログラミングスクール以外で全く経験のなかった私でも、データエンジニアとしてスタートできる非常に充実した研修期間でした。 今回一部ではありますが、内容を紹介したいと思います。

  入社までの経緯  

前職の退職まで

まずはじめに、私自身の経歴、入社までの経緯を簡単にまとめます。

私の前職は、新卒で入社したBtoBメーカーの営業職でした。

最初の3年間は営業で外回りをしており、毎日車で関東中を走り回っていました。おそらく週平均300〜500kmくらいは走っていたと思います。その後2年間は開発PJTのPL業務や営業補佐をしていました。

見ての通りプログラミング経験は皆無でした。

そのような中、売上データなどから顧客の発注数を予想するような業務をやるようになり

「データって大事だな。データを活用できる人材になりたい。」

という思いが強くなりました。

ちょうどPJTも終わるタイミングでもあり、「今しかない!」と思い急遽退職。プログラミングスクールに入学し、4ヵ月間一通りプログラミングの基礎を学びました。

FLINTERS BASEとの出会い

実は、スクールを終えて就活を始める頃には「データが扱える人材になる」から「とにかくIT業界に就職する」に目的が変わってしまっていました。

しかし、たまたまFLINTERS BASEの求人を紹介いただき、データエンジニアというデータ分野専門のエンジニア職があることをはじめて知りました。

そして、「ここは自分の当初の目的を果たせる職場かもしれない!」と思い、入社を決意しました。

成長できたこと

3ヵ月間の研修を通して

「ITエンジニアとしての体系的な基礎造り」

「データエンジニアとして踏み出せる技術の習得」

ができたと感じています。

もちろん、これから現場で必要な技術はもっとレベルが高いと思うのですが、少なくとも「ここを学べばもっとレベルアップできる」という道標がしっかり見えるようになりました。

研修内容について

ここから実際の研修内容についてまとめていきたいと思います。今回は研修の中から3つ印象的だったものを選抜して紹介します。

要求定義・要件定義研修

「要求定義・要件定義」はシステム開発の最初の工程になります。

プログラミングスクールでは、あらかじめ課題が設定されていて、その課題に合わせてシステム開発をしていました。最後のポートフォリオも自分が作りたいシステムを作るだけだったので、しっかりと上流工程を学ぶことはありませんでした。

しかし、実際の現場では顧客がいて、顧客が本当に必要なシステムを作る必要があります。 FLINTERS BASEの研修では、こういった上流工程もしっかりみっちり研修で扱っており、要件定義・要求定義の基礎を学ぶことができました。

主な内容

感想

まず座学で一通りを学んで、なんとなくわかった気がしていたのですが、その後のペアワークをやってみると、全然要求を引き出せず。。。 学びと実際にやってみるのではだいぶ違うと感じました。

このように座学と実際のワークを併用して研修することで、自分の課題に気づきながら進めることができました。

私自身これから上流工程を主に扱っていくので、振り返ってみてもとても有意義な研修でした。

ETL(Digdag + Embulk + 概要)研修

まさに「データエンジニア」の核となる内容です。

データのパイプラインであるETL(Extract(抽出) Transform(変換) Load(格納))の基盤構築を行う研修になります。

主な内容

  • 環境構築
  • Embulk実践
    • ハンズオン形式でデータの抽出からBigQueryへの転送方法を学びます。
  • Digdag実践
    • ハンズオン形式でワークフローの作り方を学びます。

感想

この研修を受けることで、いよいよデータエンジニアとしての自覚が出てきました。

それまではエンジニア全般に必要な技術を学んできたのですが、この研修からデータエンジニア特化の研修に切り替わります。

自分の作った基盤でデータが思い通り扱えたときは嬉しかったです。

GCP研修

GCP (Google Cloud Platform)とは、その名の通りGoogleが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称になります。

プログラミングスクールでAWSは触ったことがあったのですが、GCPははじめてでした。

研修では、データエンジニアが扱うサービスを中心にハンズオン形式で進めました。

主な研修内容

  • GCP概要
  • ハンズオン
    • GCS
    • BigQuery
    • Looker Studio
    • Cloud Shell
    • CloudSQLでのDB構築
    • 機械学習サービス(API )
    • GCE
    • Cloud Function
    • Cloud Run

感想

前述のETL研修と密接に関わってくる内容でした。実際にETLをGCPを使って構築してみたのですが、クラウドサービスの利点を実感できました。

今後もデータエンジニアとして積極的にサービスを使い倒していきたいと思いました。

会社に入ってみての感想・雰囲気について

入社前は、設立から1年ということもあり、ものすごいベンチャー気質のイケイケな尖った人がたくさんいる会社かと覚悟していました。

しかし入社してみると、もっと柔らかい雰囲気の会社でした。わからないことは些細なことでも助けてくれる先輩ばかりでした。ほとんどの人が全くの異業種からデータエンジニアへ挑戦するために入社しているからか、中途入社の人への歓迎ムードがあり、安心できる環境でした。

もちろん、皆さん向上心に溢れていて刺激的な環境でもあります!自由度も高く積極的に意見を言いやすい環境です。

ほとんどリモートワークなのですが、開発定例や勉強会・ランチ会など先輩社員との交流の場も多く、孤独感を感じることは少ないです。

これからの抱負

今後の目標としては、

「課題を見つけて解決できるエンジニア」になる

です。

データを活用したくてもできない顧客の課題を解決できる、また、社内外の課題も見つけて解決できるような人材になりたいです。

まだまだやるべきことは多いですが、一つ一つクリアして成長していきます!