初めまして。
2024年1月からFLINTERS BASEに入社した8期生の山本と申します。
今回、入社後の約3ヶ月の研修が終わりを迎えることにあたり、僣越ながらここまでの振り返りを共有させて頂きます。
この記事が私と同じように、異業種からエンジニアへの転向を目指されている方にとって、少しでも有益な情報になれると幸いです。
経歴
大学を卒業後に地元のタクシー会社に入社し、約3年間従事していました。
入社した当初、新型コロナウイルスの蔓延により社会が混沌に包まれ、我々タクシードライバーも漏れなく影響を受けたことを昨日のことのように覚えています。
また、2024年問題という物流・運送業界を取り巻く危機も相まって漠然とした不安や焦りを募らせていきました。
そんな中、近年、AIの台頭や、様々な業種や分野でDXへの取り組みが推奨されてきたことで希望が見えてきました。
そして、それらを支える「エンジニア」という職業を知り、調べていく中で強い憧れを抱いたことで、一念発起して会社を退職し、プログラミングスクールに通うことにしました。
約4ヶ月間プログラミングスクールで基礎を学んだ後、縁あってFLINTERS BASE社に入社させて頂く運びとなりました。
成長できたこと
エラー解決の仕方
エラー文の意味を理解してから調べられるようになった
プログラミングスクールに通っていた頃は、英文を読むことに抵抗があり、エラーが出た際にエラー内容を読む事なくそのままエラー文をコピペしてググったり、ChatGPTに投げたりしていました。
しかし、それでは目的の解決方法に辿り着くまでに途方もない時間がかかったり、最悪自力で解決できないという状況に陥っていました。
そこで、研修期間中にエラー文をしっかり読むということと、エラー内容から自分なりにある程度仮説を立ててからググるということを意識するようにしました。そうすることで、自分の今の状況に近しい記事に辿り着きやすくなったり、ChatGPTに投げた後の回答も「それは違うような気がするな」と、気付けることが多くなりました。結果的にエラーを解決するスピードが飛躍的に向上したと自負しています。
文章の作成の仕方
読み手に伝わりやすいような文章を心掛けられるようになった
- 研修で分からないことはSlackで担当講師の方に質問をする
- 研修で作成した課題はGitHubでプルリクエストを出す
この2点が私にとっての試練でした。
プログラミングスクールに通っていた頃も似たような形式で学習を行っていましたが、文章をつらつら並べて書くだけで、結局何を解決したいのか意図を汲み取ってもらえないことが多々ありました。
その結果、「本当に聞きたかったことはそういうことじゃないんだけどなぁ」となることが多かった気がします。
そうなると、質問すること自体が億劫になり、何時間も無駄にしてしまうこともありました。
そこで、研修中には以下のようなフォーマットで要点を整理するようにしました。
- 何を解決したいのか
- 何をしたか
- 実行したコマンド
- コード
- エラーメッセージ
- 試したこと
こうすることで、研修中に質問をした時に自分の求めている回答と、実際に回答して頂いた内容に乖離が無くなりました。
当たり前のことかも知れませんが、読み手に伝わりやすいような文章を心掛けるということは、自分にとっても相手にとっても重要なことだと気付くことができました。
研修内容について
FLINTERS BASEに入社した後の研修について、印象的だったものを感想を添えて以下の3つピックアップしてご紹介させて頂きます。
- マインドセット
- Linuxコマンド基礎
- プログラミング基礎Python
マインドセット
FLINTERS BASEに入社した初日の研修で受けた研修内容の1つです。
この研修の主な目的は以下のとおりです。
"エンジニアとして活躍するためのマインドセット(心構え・思考のクセ)を身につける"
主な内容
- エンジニアとは何か
- プログラマー三大美徳について
- FLINTERS BASE社の考える理想的なエンジニアの像とは
- 働き方
感想
「エンジニアになるならただプログラミングだけを学べばいいでしょ!」と、研修を受ける前に思っていたお気楽な自分を殴ってやりたくなりました。
ここをしっかりおさえておかないと、成長が遠回りになってしまい、エンジニアとして成長を続けるためにはこのマインドセットを知っておくことはもっとも重要なことであると学びました。
いつかもし、自分のマインドセットがブレてきたと感じた時や、エンジニアとして活躍できていないと感じた時などには、この研修に立ち返ってみようと思います!
Linux コマンド基礎
この研修を行う目的として以下の3つが挙げられます。
- 世界的に有名で、身に着けると技術者としての活動の幅が広がるため
- 様々な所で使われているため
- コマンドで操作することに慣れるため
主な内容
- Linuxとは何か
- Linuxでよく用いられる用語
- 絶対パスと相対パス
- Linuxコマンドを実行する
- 環境変数とPATH
- 権限
- サーバーと接続
感想
この研修を終えた後の研修でもLinuxコマンドを使わない日は無かったと言っても過言ではないくらい使いました。
研修を受ける前はGUIで行うことが多かったファイルの操作なども、研修後にはCLIで行う方が楽だと思えるほど成長できたと感じています。
プログラミング基礎 Python
この研修は2つのフェーズに分かれていました。
- Pythonで基本的なコードの書き方を学ぶフェーズ(Python①)
- Pythonの応用的な使い方を学ぶフェーズ(Python②)
主な内容
- Python①
- Colab Notebookを使用して基礎を学習
- コーディング規約について
- プログラムの動き方
- 正規表現
- Python②
- デバックのやり方
- CSV、JSONファイルの操作
- 機械学習
- APIの操作
- データベースとの接続
- オブジェクト指向
- スクレイピング
感想
プログラミングスクールで学習していたプログラミング言語はRubyだったため、最初は違いに戸惑いました。
例えば、Rubyではそこまで気にしなくても良かったインデントもPythonでは重要な意味を持つのでインデントを合わせないとエラーになります。
逆に言えばエラーにならないようにインデントを合わせて書くことで、必然と読みやすいコードになることがPythonの良さだと思いました。
そんなこんなで悪戦苦闘しながら進めたPython研修ですが、Python②研修が終わる頃にはPythonが大好きになっていました!
会社に入ってみての感想・雰囲気
入社前に感じていたこと
溢れんばかりの人柄の良さ
プログラミングスクールを卒業後に就職活動をする中で何社か面接を受けさせて頂いたのですが、FLINTERS BASEの面接では群を抜いて役員・従業員の人柄の良さを感じていました。
他にも色々あるのですが、入社の一番の決め手はこの人柄の良さにありました。
入社後に感じたこと
やっぱり人柄がいい!!
面接を行なって頂いた方々はもちろん、入社後に接して頂いた方々全員に優しく接して頂きました。
コミュニケーション施策も活発で、例えば「シャッフルランチ」という隔週で行われる交流会ではざっくばらんに様々な話題で盛り上がって交流を深めています。
最初は不安でドキドキしていましたが、アットホームな雰囲気で受け入れて頂きとても嬉しく思いました。
また、研修中にも講師の方々はもちろん、先輩方も親身になって相談に乗ってくださり、安心して社内生活を送ることができました。
成長できる環境
FLINTERS BASEでは有志で勉強会を開催しています。
自分の興味のある分野はもちろん、業務では使用していないけど学びたい分野に参加することで幅広い知見を持つことができると思いました。
また、「自己啓発支援制度」という個人の能力開発にかかる費用を会社が負担してくれる制度などもあり、技術力を高めたい方にとってはとても魅力的な会社であると思いました。
これからの抱負
頼りにされるエンジニアになる!
4月からいよいよ配属ということで、今まで以上に技術力を高めていく努力をしなければならないと感じています。
チームメンバーからの信頼を得て、「困った時は山本に頼もう!!」と言って頂けるようになることが次の目標です。
そして、そんな期待に応えられるように日々学び、エンジニアとして成長し続けて行けるように精進していきます!