システム運用担当からシステム開発担当に転職してみた感想

こんにちは。FLINTERS BASEの服部です。
この度親会社のFLINTERS設立10周年を記念し、133日間ブログを書き続けるチャレンジをしており、そちらの86日目の投稿になります。
FLINTERS BASE1期生で入社し今のプロジェクトに参加してから2年ほど経過し、その中で様々な経験をさせていただきましたのでその感想をまとめたいと思います。

経歴

大学卒業後は、アウトソーシング会社にて保険加入申込書作成の代行業務を行なっておりました。 (ex:年末あたりに保険の加入者宛にくる控除はがきを特殊なプリンターで作っていました。)
既存のシステムの運用作業でsqlを少し使用したことがある以外は全くの未経験の状態でFLINTERS BASEに入社し、現在はデータエンジニアとして働いています。

プロジェクトに入った当初大変だったこと

顧客やチームメンバーとのコミュニケーションが基本的にテキストベース

チームメンバーのほとんどが在宅勤務をしており、相談が必要な場合はSlackなどのテキストベースのプラットフォームで相談が行われるケースが多いです。
そのため慣れないと口頭で相談するよりも、少し時間がかかることがありました。MTG等を設定して相談できるので現在はそれほど困っていないのですが、当初はなかなか声を掛けづらかったりしたので少し困った記憶があります。
一方でこうした環境では、ある程度直面している課題を自分で整理する必要があるので、その中で課題を言語化する能力が養われる点はテキストベースのコミュニケーションのメリットでもあると感じました。

gitに全然慣れなかった

リモートのmasterブランチをローカルの作業ブランチにマージし忘れてしまい、コンフリクトを発生させてしまうなど、研修では学んだつもりでもGitの仕組みについて理解できていない部分があり、その結果、チームに迷惑をかけてしまうことがありました。
自分はGitクライアントツールの一つである「Fork」を導入することで、Gitでの一連の作業がコマンドよりも直感的に作業できるようになり、効率的かつスムーズにGitを活用できるようになりました。特にGit初心者にはおすすめです。

今後の課題

約2年の経験を積み、プロジェクトの基本業務に精通した中で、求められる力が変化しているように感じています。これまでは与えられたタスクを確実にこなすことが第一目標でしたが、現在では1.自ら現行のシステムの課題を発見し、2.それを解消する方法を調査し、提案する力が求められるようになってきました。
特に2.の提案力が自分にとっては課題であり、現状に対して一時しのぎの対応にとどまり、根本的な解決策の提案が難しく感じています。業務内だけでなく、外部からの知見を積極的に取り入れ、チームに有益な提案を行えるようになることが今の目標です。

終わりに

未経験からエンジニアに転職してみて感じたことは、エンジニアとして働く上で主体性が非常に重要だということです。最初はこの主体性を「与えられたタスクを積極的に取っていくこと」だと認識していたのですが、それだけでは不十分で、真の主体性とは「自ら課題を見つけ、それを可視化し、チーム全体で課題を解消しやすい状態にすること」だと気づきました 。
特に、信頼されているチームメンバーは、このサイクルを非常に迅速かつ効果的に回すことができています。課題を見つけ、整理し、協力して解決策を見つけ出すスキルが備わっています。自分もこうなれるよう、これからも自らの成長とチームへの貢献を意識し、主体的な姿勢を持ち続けることを大切にしていきたいです。
以上長くなりましたが未経験からエンジニアに転職して2年働いた現時点の自分の感想です。ありがとうございました。