現場監督からデータエンジニアへ転職

はじめに

 こんにちは。

 FLINTERS BASE10期生の小林です。

 約3ヶ月の入社後研修を終えたので、振り返りとしてブログを執筆しました。

 エンジニアへの転職を考えている方たちへ、少しでも参考になれば幸いです。

 

目次

  • 経歴
  • 研修内容
  • 研修を終えての感想
  • 研修を終えて成長したこと
  • 会社の雰囲気、入社しての感想
  • これからの抱負

経歴

経歴とエンジニアを目指したきっかけ

 前職は建設業界で施工管理の仕事をしており、主に築年数の経過したマンションのインフラ設備の改修工事を担当していました。

 昨年結婚したことを機に今まで以上に将来性を考えるようになりました。

 そんな中、今後も成長していく業界はなんだろうと考えた時に、日々成長を続けているIT業界に強い将来性を感じました。

そして以前からIT業界に関心があったこともあり、家族会議の末、思い切って転職をすることにしました。

 Progateなどでプログラミングに触れる機会はありましたが、未経験からいきなりIT業界に入るのは厳しいと感じ、前職を退職後、約3ヶ月間プログラミングスクールに通いました。

 スクール卒業後の転職活動は思ったように進まず、「エンジニアではなく営業で採用したい」という企業からのオファーもありました。

 心が揺らぐ事もありましたが、「エンジニアになるんだ!」という強い気持ちを持ち続け、転職活動を続けました。

 その結果、FLINTERS BASEから内定をもらうことができました。自分のやりたい業界で就職を目指し、ブレずに活動を続けて本当に良かったと思っています。そして現在に至ります。

 

研修内容

 FLINTERS BASEでは多岐にわたる研修を行いました。その中でも印象に残っている研修を2つ紹介したいと思います。

調べ方研修

 「ググるだけでしょ?」と思っていましたが、実際にはそう簡単ではありませんでした。

 結論から言うと、正しい調べ方を知ることで正確な情報を効率よく素早く手にいれることができ、それがチームや顧客の利益に繋がります。

 情報社会の現代では、毎日スマホやパソコンで何かを検索をすることが日常となっています。しかし、検索結果の一番上に表示されたものが必ずしも正しいとは限りません。その情報はいつ発信されたものでしょうか?信頼性に欠けるアフェリエイト目的のサイトではありませんか?…など、注意すべき点が多々あります。

 個人の情報発信が容易になった今、インターネット上には膨大な量の情報が散らばっています。その中から信憑性の高い情報を探すことは容易ではありません。

 しかし、正しい調べ方を知ることで、より良い情報に短時間で辿り着けるようになります。これは仕事のみならず、プライベートでも役立つスキルであり、エンジニア以外の人にとってもQOL(生活の質)を向上させるものだと思います。

 

ETL研修(Extract Transform Load)

 これぞデータエンジニア!というイメージなので印象に残っています。

 一言でいえば、日々手作業で行っていることをコンピューターに自動で処理してもらう技術です。

 例えば外食チェーン店の場合、全国各地の店舗の前日の売上などのデータが毎朝8時に本社へ自動的に送信・更新されるといったイメージです。

 これを手動で入力するとなると膨大な労力が必要となり、翌朝の会議に間に合わせるために誰かが夜通し入力作業をしなければなりません。

 この手作業をワークフロー化し、コンピューターに全て任せることで効率化を図ります。データエンジニアはこのシステムを構築し、提供することで負担を大幅に軽減し、業務の効率化を実現します。

 

研修を終えての感想

幅広い研修内容と手厚いサポート

 まず強調したいのが、幅広い研修内容と手厚いサポートです。以前はプログラミングスクールに受講料を支払って学習をしていましたが、研修期間中は給与をいただきながら学習をしていました。スクールでの学びが無駄だったわけではありませんが、今の状況にはなんとも言えない感慨があります。笑

 またSlack(メッセージアプリ)で気軽に質問ができたり、一日3回のGoogle Meet(Web会議ツール)で困ってることはないか確認してもらえたりと、研修チームの方々のフォローが非常に手厚いです。

 

他人と自分を比較しないことの大切さ

 研修中に特に意識していたことは「周囲と比べるのではなく、昨日の自分と比べてできるようになったことにフォーカスをする」ことです。

 研修が始まった頃、同期のメンバーがどんどん先に進むのを見て、常に焦燥感を抱えていました。

 焦りから頭が真っ白になり、学習内容も頭に入らず、ミスも頻繁に起こる悪循環に陥っていました。

 しかし、FLINTERS BASEは中途入社の方が多く、それぞれが異なるバックグラウンドを持っています。

 そのため、他人と比較するのではく、自分のできたことにフォーカスすることを意識をするようにしました。それからは落ち着いて研修に取り組むことができるようになりました。

 

在宅ワークの難しさ

 パンデミックの影響で在宅ワークが広がり、FLINTERS BASEでも基本的には在宅で研修を行なっていました。

 前職では一番遠い現場だと往復5時間かかる通勤をしていたため、現在の通勤時間5秒は非常にありがたいと思っています。

 余暇も睡眠時間も自習時間も確保でき、ライフワークバランスが良い一方で、自己管理能力が試される環境でもあります。

 なんでも自分でやる感じは、高校を卒業して大学に入学したときの感覚に似ているかもしれません。

 私が一番感じるのは運動不足です。会社への出勤は自由なので運動と気分転換を兼ねて出社するのもおすすめです。

    

研修を通して成長したこと

調べる習慣

 前述したように、エンジニアにとって検索能力は非常に重要です。

 単に検索をするだけでなく、検索結果の中からの有益な情報を選び取る能力も求められます。

 仕事を通じて、プライベートでも「ググる」習慣が身につきました。これにより有益な情報を提供して周囲の人たちの役に立ちたいと思っています。

 

無知への捉え方

 「わからないこと失敗は恥ずかしい」、「質問すると怒られる、先輩に時間をつかわせてしまうのが申し訳ない」と感じることはありませんか?

 しかし、エンジニアにとっては「わからないことをわからないままを放置する方がチームにとってはマイナス」なのです。

 また、「失敗はフィードバックとなり、組織の今後の活動に活かされていく」と考えます。

 FLINTERS BASEの研修でもSlackでわからないところをフリーワード検索すると、過去の先輩方が研修中に経験したエラーや質問内容、解決方法を見ることができます。

 この点からも、わからないことと放置せず、積極的に質問することが重要だと実感しています。

 さらに、研修終了後には研修内容に対してフィードバックをする機会があり、全員でより良い研修を作り上げていくことを目指しています。(と勝手に感じています笑)

 

   

会社の雰囲気、入社しての感想

親しみやすい

 FLINTERS BASEは創設から3年ほどの企業で、入社前はイケイケのベンチャー企業かと思っていました。しかし、実際には落ち着いた方が多く、とても親しみやすい雰囲気でした!前職のガテン系とのギャップを感じています笑

 また、コンプライアンスやハラスメントに対する意識も高く、安心して働ける環境が整っている印象です。

 

これからの抱負

 現時点で自分の技術力はまだ十分ではありませんが、これからエンジニアとしてのスキルを磨き続け、社会や人々、そして会社に対して価値を提供できる存在になりたいと思っています。その努力が一人でも多くの日本人にゆとりをもたらし、豊かな生活を実現する一助になることを目指していきます。