エンジニアとしての成長戦略

本記事は「梅雨にも負けない!ブログ祭り☔️」の記事となります。  
※テーマ:#FLINTERS BASE #成長

はじめまして、6月にFLINTERS BASEに入社しました寺嶋と申します。

今回は成長をテーマにブログを執筆します。  
はじめに私の現状を紹介します。

  • プログラミングスクールに通ったのみの初心者エンジニア(30歳)  
  • FLINTERS BASEに入社して2週間

入社して2週間でいきなり成長をテーマにブログを書くことになったのですが、  
結論から言うと、ブログ執筆を通して「エンジニアとしての成長戦略」が見つかりました。  

今回はその内容をシェアしたいと思います。  
このブログを読んだ方が成長について考えるきっかけとなれたら幸いです。

 

目次

1. 成長とは

まず、今の私はまだ研修を受講しているのみです。  
そして、これは成長に熱心と言えるのか疑問に思いました。

おそらく成長という言葉のイメージが、  
私の中でもっと能動的なものだからだと思います。

研修は人に言われたことをやっているだけ、  
もっと能動的にいろんなことを学びに行く人が成長する人だと思いました。

じゃあ能動的に勉強しようと思った時に、こんな状態になりました。  
「研修以外に自分のやるべきことがわからない」

エンジニアを志す人で、同じことを感じている人は多いのではないでしょうか?  
「将来エンジニアとして成功したい!けど何をすればいいのかわからない!」  
こういう人です。

 

2. 何を学ぶか

何を学ぶかを考えるときに、よく引用されるのが、 
スティーブ・ジョブズの有名なスピーチの"Connecting The Dots"です。
一言で言うと「これを学べば将来必ず役に立つなんてものは無いから好きなことを学べ」です。

これはその通りだと思うのですが、
今の私はこれを聞いても「結局何をすればいいかわからない」状態です。

そこで何か成長のためのヒントが欲しいと思い、
会社の本棚に救いを求めて1冊の本を手に取りました。

 

書籍画像_1

西尾 泰(2018), エンジニアの知的生産術 ──効率的に学び、整理し、アウトプットする,
技術評論社

この本に成長のために何を勉強するか、を考える上でのヒントがありましたので、  
それをご紹介したいと思います。

3. 成長戦略

本から導きだした成長のための戦略を結論から言うと、
「掛け合わせによる差別化でオンリーワン戦略」です。

3-1. 1番であることの重要性

何を学習するかを考える上で、その学習がビジネスで活かせるかを考えることは重要です。
ビジネスでスキルを活かすには、そのスキルで1番を目指さないといけません。  
なぜ一番でないといけないかを簡単に説明するために以下の図をご覧ください。

 

説明画像_1

例えばPythonについて仕事の依頼をすることになった時、  
会社で一番Pythonに詳しい先輩と、Python歴2週間の私、  
どちらに依頼が来るでしょうか?  先輩ですよね。
(FLINTERS BASEは設立から約3年なので、最低でも3年は経験がある先輩がいます)


重要なPythonの仕事は先輩に依頼され、私には残りの仕事が与えられます。  
(研修中で仕事がもらえるはずがないのですが)

これが1番であることの重要性です。
1番のスキルを持っていると、スキル発揮の機会が1番にもらえるのです。

ただ先輩がたくさんいるなかで、今からPythonで1番を目指すのは厳しいですよね。
追いつくだけでも相当な努力が必要そうです。

3-2. 掛け合わせによる差別化

ここからがポイントですが、
1つのスキルで勝負しても勝てないのであれば、  
違うスキルとの掛け合わせでオンリーワンを目指すのです。

Pythonについていちばん詳しいAさんと、
Tableauについていちばん詳しいBさんがいたとして
両方のスキルを高い水準で持っている人が社内にいなかった場合に
PythonとTableauの両方のスキルを持っているCさんになればいいのです。
要するにナンバーワンではなく、オンリーワンを目指す。
これが「掛け合わせによる差別化でオンリーワン戦略」です。

この掛け合わせは、学習範囲をプログラミング言語やITツールに絞る必要もありません。
コミュニケーションスキルや趣味、特技も掛け合わせ次第で差別化につながります。

例えば、コミュニケーション能力が高いというスキルを持っていたら、  
それだけでも仕事の依頼を獲得する可能性が少し上がると思いませんか?  

3-3. 掛け合わせのメリット

掛け合わせの大きな利点を2つあります。

  • 1番になる必要がない
  • リスクヘッジができる
1番になる必要がない

1つの分野で1番を取るのはとても難しいです。  
まして私みたいに30歳からエンジニアを目指す人間には到底無理だと感じてしまいます。  
しかし掛け合わせなら、スキル選択次第でオンリーワンを目指すことができます。

リスクヘッジができる

エンジニアの業界は技術の変化が激しいため、1つのスキルに特化しすぎるとそのスキルが時代遅れになった時のリスクが大きいです。  
しかし掛け合わせなら、1つのスキルが廃れた時にも、他のスキルを持っていることでリスクヘッジができます。

4. エンジニアの成長戦略

私はいま新入社員研修を受けております。  

FLINTERS BASEの研修ではPython、ETL、SQL、Git、AWS、Google Cloud、Docker、Tablau・・・などなど様々なスキルを3ヶ月かけてみっちり学びます。  

しかし研修で得たスキルだけでは組織内での価値発揮には繋がりません。
この研修はFLINTERS BASEに入社した人全員が受けるものなので、
研修をクリアしても「差別化」には全くならないからです。
※研修は業務を行う上での土台作りなので、疎かにして良いと言うわけではありません。掛け合わせの1を作る作業です。

研修に限らず組織内で得られるスキルは、学習コストが低い分、価値も低いです。
そのスキルはすでに組織内にあるので、その組織内での価値発揮に繋がりにくいからです。

逆に言えば組織外で得たスキルは、
その組織にはないスキルとして価値が高いと言えます。

なので「差別化」を狙うためには、組織外のスキルを獲得し、
それを組織内で発揮すると言うことが重要です。

何のスキルを掛け合わせるかについては、  
組織内の情報収集をしてみることから始めるといいかと思います。

このスキルとこのスキルを併せ持っている人がいない、とわかったら、
そのスキルの掛け合わせで差別化を狙うことができます。

獲得するスキルが決まったら、後は全力で学習をすることで、  
エンジニアとしての成長に繋げることができると思います。 

5.終わりに

今回は成長をテーマにブログを書いてみました。  
ブログの執筆は始めてだったのでなかなか要領がつかめませんでしたが、
執筆を通して自分の成長について考えるきっかけができたことはとても良かったと思います。

FLINTERS BASEでは以下のような制度があり、
今回も会社の書籍を借りて本記事を書くことができました。

  •  自己啓発支援制度
    • 自己啓発にかかるお金を年間7万円まで会社が負担してくれる制度
  • 書籍購入制度
    • 業務や勉強のための書籍を会社が購入してくれる制度
    • 会社にある書籍は自由に借りることができる

6.参考書籍