FLINTERS BASE 13期生の松原と申します。
本記事では、未経験からデータエンジニアを選んだ理由やFLINTERS BASEに入社した理由、研修で学んだことなどについてお話しします。エンジニアの道を迷っている方や、企業選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
目次 Contents
- 経歴
- エンジニアを志したきっかけ
- データエンジニアを目指した理由
- FLINTERS BASEに入社した理由
- FLINTERS BASEに入社して感じたこと
- 研修内容について
- 成長できたこと
- これからの抱負について
- さいごに
経歴
これまでの経験を一新し、エンジニアを志す
2018年03月:都内文系大学 卒業
- 非IT系の学部を卒業
2018年04月:Web広告代理店 入社
- デジタルマーケティング担当として、Web広告・各種CRMツールなどを用いてクライアントの商品販売を促進する戦略等の策定を行う。
2022年04月:ディレクション部 異動
- ディレクション担当として、Webサイトの制作進行を行う。主に企業コーポレートサイトのコンセプト立案・提案等を行う
2023年12月:TECH CAMP 入学
- エンジニアを目指し、プログラミングスクールTECH CAMPに入学。Rubyを学習。
2024年07月:株式会社FLINTERS BASE 入社
エンジニアを志したきっかけ
エンジニアと同じ目線でコミュニケーションが取れなかったから
前職では、デジタルマーケティング担当としてクライアントと直接対話し、要件定義やディレクションを行っていました。
私の役割は、媒体運用・デザイン・エンジニアリングなどの各専門家に要件を伝え、制作を進行することでした。やりがいはありましたが専門家ではないため、各担当者と認識の齟齬等が発生し進行が不十分になってしまうことが多々ありました。
この状況に対して、同じ目線でコミュニケーションを取るためには同レベルのスキルセットが必要だと考え、最も興味があったプログラミングの領域を学び始めることを決意しました。
データエンジニアを目指した理由
AIが急速に発展する中、データをどう扱うかが重要になると考えたから
エンジニアへの転向を決意した後、どのプログラミング言語を学び、どの専門分野のエンジニアを目指すかについて、深く考えを巡らせました。
前職の経験を活かしてアプリケーションエンジニアを選ぶべきか、時代の流れに合わせてAIエンジニアを目指すべきか、今でもその選択には迷いが残ります。しかし、データエンジニアを志すことに決めたのは、すべてのエンジニアリング分野においてデータ基盤の設計とその扱いが共通して重要であると考えたからです。
AIは膨大なデータを蓄積し、それを基に多様なプログラムを動かしますが、その基盤となるデータの収集や整理は不可欠なプロセスです。この考えはアプリケーション開発にも当てはまり、データがなければ効果的な分析や運用は成り立ちません。また、エンジニアリングだけでなく、組織運営においても売上データや顧客データの適切な扱いと分析がますます重要視されるようになっています。
こうした背景から、まずは自身のエンジニア基盤をしっかりと整えることを目指し、データエンジニアになる決意を固めました。
FLINTERS BASEに入社した理由
エンジニアとしてのスキル向上に最適な環境だと感じたため
転職活動においては、選択肢を広げるために言語や専門分野を問わず幅広く企業を受けました。
その中でFLINTERS BASEに入社を決意した理由は、「エンジニアとしてスキル向上が期待できること」「これまでの経験を活かせる環境であること」「労働環境の柔軟さ」の3点です。
- エンジニアとしてスキルアップが期待できること
技術を身につけ、スキルを向上させる最も効果的な方法は、実践を通じた学びだと考えています。FLINTERS BASEでは、まず研修を受け、その後、各現場に配属されて実際にエンジニアとしての業務に携わることができます。この研修から実践に移行する流れは、未経験者でも確実にスキルを磨ける仕組みとなっており非常に魅力的に感じました。 - これまでの経験を活かせる環境であること
私はWeb媒体に関するドメイン知識やコミュニケーションスキルを強みとしており、その経験を活かせる環境で働きたいと考えていました。FLINTERS BASEでは、データエンジニアとしてWeb媒体のデータを扱う機会が多く、前職の経験が役立つと感じた点も大きな魅力でした。 - 労働環境の柔軟さ
前職ではハードワークが続き、学習の時間を確保するのが難しかったため、労働時間や在宅勤務の柔軟性を重視していました。FLINTERS BASEでは、多くの社員が定時で退勤し、案件によっては在宅勤務も柔軟に対応できる点が、自分の理想に合致しており強く惹かれました。
これらの理由から、FLINTERS BASEに入社を決意しました。
FLINTERS BASEに入社して感じたこと
多様な経歴の仲間たちと切磋琢磨する面白さ
FLINTERS BASEに入社して真っ先に感じたのは、全く異なるバックグラウンドを持つ仲間たちと共にエンジニアを目指すことの面白さです。現在、FLINTERS BASEでは中途採用を積極的に行っており、未経験者も広く受け入れています。この結果、エンジニアの道を目指す同僚たちの経歴は非常に多様です。
例えば、以前プロジェクトマネージャーとして活躍していた方や、全く異業種である塾講師からエンジニアに転身した方もいます。こうした異なる視点や経験を持つ仲間と共に学ぶことで、これまで自分一人では見えてこなかった新しい発見や、柔軟な考え方を取り入れる機会が増え、毎日が刺激に満ちています。
さらに、FLINTERS BASEでは定期的に新しい仲間が加わるため、常に新しい風が吹き込まれています。これにより、自分のスキルを向上させるだけでなく、異なる価値観や経験を持った人々と切磋琢磨することで、エンジニアとしてだけでなく、一人の社会人としても成長できる環境が整っています。このような多様性に富んだ環境で学べることが、FLINTERS BASEでの魅力の一つだと感じています。
研修内容について
手厚いカリキュラム期間と内容
研修は約3ヶ月間にわたる長期プログラムで、体系的なカリキュラムに沿って進められます。この期間中、受講者はPythonやSQLといったプログラミング言語の基礎から、AWSやBigQueryといったクラウドサービスの利用方法に至るまで、幅広い知識を網羅的に習得することができます。
カリキュラムの内容は非常に充実しており、実践的な課題を通じて知識を深めることが可能です。さらに、サポート体制が整っている点も大きな魅力です。メンターの方々が常にオンラインで待機しており、わからない点や疑問が生じた際にはすぐに質問することができます。このような環境のおかげで、学習を進める上での不安が少なく、安心して取り組むことができました。
以下抜粋ですが、カリキュラムについて詳細を記載いたします。
コンテナとDocker
研修の中で、最もつまづいたのがDockerに関する項目でした。Dockerは非常に便利な概念やツールであることは理解しているものの、できることが多岐にわたるため、今でもその理解が曖昧になっています。
カリキュラムでは実際にDockerを使用して環境を構築する方法を学びましたが、実践ではさらに複雑なシナリオが待ち受けています。このため、Dockerの理解を深めるために、引き続き学び続けたいと考えています。
ETL(Airflow)
私が考えるプログラミングの利点の一つはプロセスの自動化です。
Airflowは、実行するタスクを管理し、条件に沿って自動的に実行できるツールであり、プログラミングを学ぶ実感を強く得られる内容でした。この自動化により、効率的なワークフローが実現できるため、非常に魅力を感じています。今後もこの自動化の概念を深めていきたいと思います。
総合演習
総合演習は、これまでの学びを活かし、実際にシステムを構築することを目的とした演習です。この演習では、理論だけでなく実践的なスキルを身につけることが求められます。
私が選んだテーマは、「スクレイピング技術の習得」「複数データを用いたデータ基盤の構築」、そして「MBTIに基づく興味関心の分析」という3つの要素を組み合わせた、人気キャラクターの分析です。このテーマは、私自身の興味を反映したものであり、実際のデータを扱うことで学びを深めることができました。
このプロジェクトを通じて、技術的なスキルだけでなく、データ分析の視点や、興味を持つテーマに対する理解を深めることができたと感じています。
成長できたこと
アーキテクチャの言語化
これまでの経験において、サーバーやさまざまなシステムを扱う機会が多く、大枠の概念についてはある程度理解していました。しかし、これらのシステムが実際にどのように使用されているのか、また具体的な利用方法についての詳細な理解は不足していました。そのため、システム領域に関する会話がやんわりとしたものになりがちでした。
しかし、研修を通じて、各システムやツールの使い方、そしてそれぞれの役割についての理解が大幅に深まりました。
この経験は、今後の技術的なコミュニケーションにおいて、より明確な対話を実現するための基盤となると考えています。
これからの抱負について
最強のエンジニアを目指す
私が考える「最強のエンジニア」とは、プロジェクトのすべての工程を自分で担当できる能力を持つ人です。データエンジニアの視点から見ると、要件のヒアリングから始まり、データ基盤の構築、ダッシュボードの作成まで、さまざまな工程が関与しています。私が目指すのは、これらのすべての工程を確実に実行できるエンジニアであり、それぞれの分野での深い理解と実行力を兼ね備えた人材です。
最初は全体のプロセスを一貫して管理・実行できるスキルを磨き、その後は各分野の専門知識を深め、チーム内での協力や連携を強化するエンジニアへと成長していきたいと考えています。
さいごに
この記事を読んでいただいたことで、少しでも私と同じ志を持つ方に興味を持っていただけたなら、嬉しく思います。エンジニアとして成長したい、様々なバックグラウンドを持つ仲間と共に切磋琢磨したいという方がいらっしゃれば、FLINTERS BASEは理想的な場所です。
私自身、異業種からエンジニアを目指すというチャレンジを決意し、ここでの学びを通じて新たなスキルを身に付けると同時に、これまで見えてこなかった視点や価値観を吸収して成長を感じています。FLINTERS BASEには、未経験者でも挑戦し続けられる環境と、共に励まし合いながら成長できる仲間が揃っています。だからこそ、同じ志を持つ皆さんと一緒に、さらにこの場所を盛り上げていけたらと心から思います。
ぜひ、一緒にFLINTERS BASEで新たなステップを踏み出し、未来を切り開いていきましょう!