小学校教員からデータエンジニアに

 2022年10月、FLINTERS BASEに中途入社した鈴木と申します。前職は小学校の教員として5年間勤務していました。約3ヶ月間の研修が終わりを迎えるため、私が感じた会社の雰囲気や特に心に残った研修についてここにまとめていこうと思います。

 

 年齢や経歴を理由に異業種への転職を躊躇している方、また、IT業界への憧れはあるが未経験での転職を不安に思っている方が、この記事を読んで少しでも前向きな気持ちになってくれると嬉しいです。

 

 

研修を通して得た力

 

データエンジニアとしての必須スキルであるSQLを自信を持って書けるようになった

問題解決までの道筋が見えるようになった

 

 研修では、エンジニアとして働いていく上で欠かせない知識を幅広く学習できます。

 カリキュラムによって学習形態も代わるため、講義形式、個人での課題解決、同期と相談しながらの演習実践等、様々な学び方で、実践で活かすことのできるスキルを身につけていくことができます。多くの研修に「振り返り」として、自分で考えながら実装する課題が用意されていました。

 研修の内容を自分がどの程度理解しているか、確認しながら進めることができました。

 

研修内容

 

特に心に残っている研修を3つご紹介します。

 

Git研修

研修のゴール

・自分で調べながらGitの操作ができる

感想

 最初はプッシュ、コミット、マージなど、何も分からず使っていた所から、一つ一つの意味を理解しながら使うことができるまでになりました。

 現場でも頻繁に使われるサービスであるため、実践に近い形で手を動かして覚える機会があり嬉しかったです。

 

CI/CD研修

研修のゴール

・CI/CDについて説明でき、GitでCI/CDを実装する流れを理解できる

感想

 最初はCI/CDという言葉も聞いたことがなかった私ですが、この研修が終わる頃には説明でき、実装できるようになっていました。

 また、なぜこのCI/CDが必要なのか、どこに利便性があるのかなど、実装できるだけではなく利用されるに至った背景まで考えることができました。

 研修全体を通して言えることですが、使えるだけでなく、どの場面で必要か、どのような背景があって作られたのか考えさせられるのはBASE研修の大きな魅力の一つだと思います。

 また、このカリキュラムでは先輩方が作った資料も参照されていて、研修内容が常にアップデートされていることを感じました。

 

ETL(Digdag+Embulk)研修

研修のゴール

Embulkを利用してデータをロードできるようになる

・DigdagのワークフローからEmbulkを実行し、データをロードできる

Digdagでタスクの並列処理を実装できる

・Digdagのワークフローからクエリを実行することができる

・冪等性を担保したワークフローを作成できる

感想

 4日間丸々使う研修で、Embulkの実行、Digdagでワークフローの作成、ワークフローにスケジュールやアラートの設定などを行いました。

 実際にSlackと連携させて実行することで、自動化のメリットやETLの一連の流れを確認することができました。

 エンジニア初心者の自分にとって少し難しい内容でしたが、教育チームへの質問、同期との情報共有、4日間という十分すぎる時間がある環境のもと学習することで、無事に理解できました。

 

会社に入ってみての感想・雰囲気について

 

 相手を思いやることができる方が大勢いる会社であると感じました。

 1on1面談で毎回調子を気遣ってくださる教育チームの方々、研修に講師として参加したり、質問に答えてくださったりする先輩方、シャッフルランチでどんな話でもノって来てくれて楽しく話してくださる方々、この3ヶ月間を前向きな気持ちで走り終えることができたのは、この会社の雰囲気があったからだと思います。

 環境が人を作ると言いますが、人が環境を作ることもあると感じさせられました。

 

これからの抱負

 

 人を支える気持ちを忘れないエンジニアになる

 

 私が教員を辞めてエンジニアを目指した理由は、学校で使われている教育システムをより効率的な物に改善し、教育界の負担を削減できる人材になりたいと思ったからです。

 この会社の先輩方のように、どれだけ力がついても驕らず、システムを使用する人の表情を思い浮かべながら働けるようなエンジニアになります。