エンジニアの卵がひよこになるまでの話

はじめまして!
2022年10月入社の安部と申します。
3ヶ月の研修期間を通して学んだことや感じたことをまとめてましたので、最後までお読みいただけると幸いです。

私がFLINTERS BASEに入社した経緯

以前は医薬品メーカーでルート営業を行なっておりました。
データを分析・可視化した提案は取引先の方に受け入れていただく事が多くやりがいを実感していたのですが、そのデータが社内全体で上手く管理されておらず不便さを感じていました。
この経験より、一連のデータの流れをシステム化し、もっと多くの人が気軽にデータ活用をしてほしいとという思いからエンジニアになろうと決意しました。
もともとデータ領域に興味を持っていたため、どんなことを学べるのだろうとワクワクした気持ちで入社しました。

研修を終えて

データエンジニアとしての基礎スキルだけではなく、マインドや考え方など幅広いことを学べたので、この上なく有意義な研修期間でした。
今までの人生の中でも数少ない実りのある3ヶ月だったと言っても過言ではないです。

成長できたこと

エンジニアとしてあるべき姿を身につけられたこと

これが非常に大きかったと思います。

特に「エラーが出た時の対応」「質問の仕方」の2つは大きく変化したなと感じております。

エラーが出た時の対応

プログラミングスクールに通っていた際には軽く調べてとりあえず聞いてみようというマインドだったのが、エラーの原因を突き詰め、何度も試行錯誤をする癖がつきました。
エラーの対応から「なぜなのか?」「何がそうしているのか?」などの深掘りをして考えるようになり、エンジニア以外にも役立つ思考力が身についたと思います。

質問の仕方

以前はわからない事があると「〜がわかりません」と抽象的な質問をしていたのですが、わからないなりに何をしたのか、自分はどう考えているのかなど追加の情報を加えて相手が答えやすい質問をしようと心がけるようになりました。
これから山ほどわからない事が出てくる中で、自分の知りたい事や意図を明確にすれば効率よく知識を習得できるようになったり、相手からの信頼も構築しやすくなると思うのでこういった部分を研修中に学べたのは非常に良かったです。

研修内容について

システム開発の進め方

内容
  • システム作るための一連の流れ(開発工程)について
  • データ分析基盤構築のポイント
  • DWH(Data Ware House)・BI(Business Inteligence)のこれまでとこれから
感想

データ分析基盤を構築する上で大切なのはユースケースを考え、事前にサービスレベルを合意することだそうです。
どれだけ高度なサービスを開発しても利用者に結びつかなければ本末転倒ですので、自分ベースではなく利用者ベースで考えていかなければならないと感じました。
お互いの齟齬を無くすためにも「なぜデータ分析基盤が必要なのか?」「何をしたいのか?」など、顧客と細かなコミュニケーションを意識していく必要があると思いました。

データエンジニアリングに必要な知識

内容
  • NoSQL、分散処理、セキュリティ、品質管理、メタデータ管理などその他データエンジニアリングにおける知識の習得
感想

約1日という短い期間でこれだけ多くの知識をインプットしたので頭がパンクしそうになりました(笑)。

特に印象に残ったのはセキュリティ研修で、情報=資産という考えの基、セキュリティが脆弱だと甚大な損害が出てしまうと改めて認識しました。
今後実務をしていく中でリスクアセスメントの考えは常に持ち、高いセキュリティを持つのは当たり前であるようにして行きたいと思います。

総合演習

内容
  • 研修で学んだことを生かし、データ分析基盤の構築からデータの可視化まで一連の開発を行う
    • データの取得
    • データベースサービスへの格納
    • データ格納のためのワークフローを実装
    • BIツールによる可視化
    • Gitによるコード管理
感想

今まで学んだ数々のツールを用いてより実践的な内容を配属前に行えたのは大きかったです。
実際にワークフローが動いた時やデータの可視化が完成した時は非常に嬉しく、達成感が湧いてきました。
総合演習を通して自分の成長を肌で実感できただけでなく、この喜びを体感するために今後も努力していこうと決意を新たにするきっかけとなりました。

会社に入ってみての感想・雰囲気について

いい人しかいない

組織に属していると一人や二人苦手な人が出てきてしまうのが普通かなと思うのですが、私はそういった事が全くない優しく、温かい人しかいないなと感じております。
困っている人がいたら自主的に手を差し伸ばしたり、みんなで盛り上げようとする雰囲気があって非常に居心地の良い環境です。
これもまた私と同じ20代の同年代が多いので、会社というよりは部活やサークルに近い形でいられるのが特徴かなと思います。

安心・安全な労働環境

FLINTERS BASEは電通およびセプテーニグループのエンジニアリング企業であり、強大な後ろ盾があるため安心して働けるのか強みです。
特に業務支援の面では充実しており、Mac PCやキーボード、モニターなどの貸与であったり、技術書や資格への支援が手厚いので技術を磨きやすい環境であると実感してます。
また、有給が取りやすい雰囲気があるので、プライベートも充実させる事が可能なのが嬉しいです。

これからの抱負

これからデータエンジニアとして2つの事を体現していきます

自分を磨き続けることを忘れない

世の中には数多くの技術があり、日々アップデートされていくのでエンジニアとして輝くためには自分自身が成長し続けなければなりません。
私自身高い志を持ち、誰よりも学び、磨き続ける姿勢は持ちたいと思います。

どうしたら他人に喜んでもらえるかを常に考える

やるからには自分で満足するだけでなく、多くの人に喜んでいただけるものを作りたいです。
そのために相手が何を求めていて、自分に何ができるのか常に考えられるエンジニアになりたいと思います。