30代・未経験の文系卒がデータエンジニアを目指す話

はじめに

2023年4月入社の飯塚と申します。

このたび、配属前の3ヶ月の研修が無事に完了しましたので、その感想をまとめたいと思います。

タイトルの通り、エンジニアを初めて目指すには厳しい条件の揃っている自分ですが、類似の条件でエンジニアを目指す方に少しでも参考にしていただければ幸いです。

 

これまでの経歴

前職ではいわゆるコーポレートサイトの管理・運営を主な業務としていました。

エンジニアに近い領域の仕事に従事していたとも言えますが、内容は社内の要件取りまとめや掲載内容のチェックが中心であり、技術的な側面よりも社内外との調整に重きがありました。

同じウェブに関わる仕事をするならもっと技術的な側面を学びたいと思い、プログラミングスクールを経て現在に至ります。

そのためプログラミングについては、入社前に通っていたスクールで初めて学んだ初学者です。

研修内容

研修で取り組んだ内容から以下の3つについて、感想をお伝えしたいと思います。

Python

SQL

システム設計

Python

プログラミングの基礎として、Pythonを学びました。

内容は大きく前半と後半に分かれており、前半はゼロベースからPythonによるプログラミングを学び、後半は他のカリキュラムを挟んだ後でPythonによるファイルの操作やスクレイピング、AIのモデル作成などの実践的な内容に取り組みます。

プログラミングスクールで取り組んだ言語がRubyだったため、Pythonにはほぼ初めて触れる状況でした。

それでも、研修の資料が非常に丁寧にまとまっていたこと、またPythonを使用する課題が適宜課されることで慣れ、最終的にはCSVやJSONの加工を(時間はかかりますが)独力でできるようになりました。

AIモデルの構築など、初学者が独力で挑戦するにはハードルの高い内容にも触れることができたのも大変勉強になりました。

SQL

データの具体的な操作のためにSQLを学ぶ研修もあります。

こちらも内容は大きく2回に分かれますが、最初に基礎的な操作を学び、他のカリキュラムを挟んだ後でより実践的な課題に取り組みます。

前半の基礎研修では、データベースやDBMS、リレーショナルデータベースモデルの概要を学習した後、実際にクエリを書いていきました。

各コマンドの機能や使い方を読んだ後に課題を解くという工程を繰り返すことで、少しずつ複雑なクエリ文を書くことができるようになりました。

SQLは他の研修カリキュラムで使用する場面も多く、読み書きに慣れるという点ではとても良い機会でした。

システム設計

プログラミングだけではなく、システム開発の概要や設計についても学習しました。

システム設計については、設計の過程の中で具体的に実施することは何かを学びます。

また、アジャイルなど開発手法の違いによる設計時の注意点の確認やER図の作図も実施しました。

エンジニアというとプログラミングの技術が注目されがちだと思いますが、多人数が関わる開発においては、要点を適切にドキュメントに起こせることも大切な技能であると感じました。

成長できたこと

ひとまず研修を最後まで完了することができてホッとしています。

研修内容の全てを習得できたわけではありませんが、リファレンスを読みながら学習を進めていくことを繰り返す中で曖昧だった用語の意味やサービスの仕組みが理解でき、自分自身で勉強を進めていく基礎は得られたかなと思います。

データエンジニアとして必要とされるデータパイプラインに関わるツールにも一通り触れることができましたので、今後は実業務で使用するものをより深掘りし、実用できるところまで知見を深めたいと思います。

会社に入ってみての感想・雰囲気について

本当にさまざまな経歴の方がいて、和気藹々とした雰囲気の会社です。

私は社内でも年長になりますが、快く受け入れていただいています。

リモートワークのためチャットやウェブ会議を利用したコミュニケーションが中心ですが、皆さん非常にこまめにやりとりをされていて、リモートワークにありがちな孤独感や疎外感を感じることはありませんでした。

質問も非常にしやすいように配慮されていて、研修を進めることができます。

中途入社ではありますが同じタイミングで入社する同期がいて、同じ内容を学ぶというのも心強く感じました。

これからの抱負

プログラミング等の技術についてはまだまだ勉強を進めていく必要がありますが、データを活用するクライアントの業務の理解については、これまでの自分の業務経験が活かせるように感じています。

また未経験でこの道に入った自分だからこそ、エンジニアリングに慣れていない方にもわかりやすくコミニュケーションを取れるのではないかと思っています。

クライアントとのコミュニケーションを大切にしながら、クライアントが必要としているものを形にできるエンジニアを目指していきます。