社内の知識共有を加速させる「記事執筆リレー」の取り組み紹介

こんにちは!勉強会担当福島です。

私たちは社内の知識の共有やコミュニケーションをさらに活発にしたいという思いから、「記事執筆リレー」社内イベントを開催しました。

これは、有志で集まった人たちがバトンを繋ぐように、社内のナレッジ共有ツールに記事を毎日投稿していくというシンプルな企画です。

今回は、この2週間のリレーで生まれた多種多様な記事たちと、企画を通じて社内に生まれたポジティブな変化についてご紹介します!

 

多彩な知見が続々!投稿された記事をご紹介

約2週間、様々なテーマの記事が投稿されました。技術的なノウハウから、読書メモ、イベントレポートまで、メンバーの個性や得意分野が垣間見えるラインナップの一部をご覧ください。

Day 1:我が家のPCが反抗期なのでESP32で更生させた話 

「PCが言うことを聞かない…」そんな日常のトラブルを、マイコン(ESP32)を使って解決するユニークな技術記事です。PCの電源ボタンをマイコンで作るというとてもユニークな発想が描かれた記事でした

Day 2:仕事を進める上で役に立った書籍まとめ

メンバーが実際に読んで仕事に役立ったと感じた書籍を厳選して紹介する記事です。読んだきっかけまでまとめられており、同じ悩みや課題を感じている人が手に取りやすい記事でした。

Day 3:GitHub Skills 〜GitHubの学び直しから新しい学習まで〜

多くのエンジニアが日常的に使うGitHub。その公式学習プログラム「GitHub Skills」をご存知でしたか?実際にチャレンジしてみた体験談を通じて、基礎の学び直しから新しい発見まで、スキルアップのヒントが詰まっています。

Day 4:【読書メモ】絵で見てわかるITインフラの仕組み

ITインフラに関する書籍の記事です。「原因不明のエラー、とりあえず再実行で済ませてない?」思わずドキッとしてしまう問いかけが印象的でした。現場で遭遇する具体的なエラー事例と絡めながらインフラの仕組みを書籍を通して共有していただきました。

Day 5:標本調査の理論

アンケート調査でよく聞く「適切なサンプル数は?」「結果の精度は?」といった疑問に、統計学の観点から解説していただきました。身近なアンケートからデータを理解するという本質的な問題を標本調査の理論から考える統計記事です。

Day 6:犬を飼い始めたから仕事中も見守りたい(Python×OpenCV)

「愛犬の様子が気になって仕事に集中できない!」そんな個人的な悩みを、PythonとOpenCV(画像処理ライブラリ)で解決していく記事です。自分の私生活を自分の技術を用いて改善していくプロセスがとても面白かったです(ワンちゃんかわいかった...)。

Day 7:Pythonで競プロを始めるための基礎

競技プログラミングの世界へ、Pythonで最初の一歩を踏み出すための入門ガイド。社内でPythonの勉強会を主催するメンバーが、初心者がつまずきやすいポイントを丁寧に解説しており、これから競プロを始めたい人にとって教科書になる記事でした。

Day 8:72年前から見えていたこと

72年前に書かれたSF小説を題材に、現代社会やテクノロジーの未来を考察する深い思索記事。書評としてとても深く解説されており、「読んでみよう」と思わされた記事です。技術だけでなく、こうした思想的なテーマが共有されるのも、チームの多様性ならではです。

Day 9:AWS Summit Japan 2025 に参加してきました!

国内最大級の技術カンファレンス「AWS Summit Japan 2025」の参加レポート。注目のセッションや新サービスの紹介はもちろん、参加者の視点からイベントを擬似体験できる記事でした。複数人で参加し、それぞれの視点を持ち寄ることで学びが深まる様子も伺えました。

Day 10:チームへのメッセージ

メンバーからチームへ向けた感謝と、今後のナレッジ共有への想いが綴られたメッセージです。普段は言いづらいことを今回のイベントを通して伝えるきっかけを作ることができたと感じています。

Day 11:新入社員研修が終了しました

今年度の新入社員研修の完了報告と、その振り返りをまとめた記事。普段はなかなか見えづらい教育担当部門の視点から、研修の目的や成果、そして想いが語られています。

記事執筆リレーを終えて感じた3つの変化

この1ヶ月間の取り組みは、当初の予想を超える素晴らしい効果をチームにもたらしてくれました。

メンバーの「意外な一面」が見えた

普段の業務では見えない個人の趣味や得意分野、興味の対象が記事を通じて可視化されました。「〇〇さんって、そんなことも詳しかったんだ!」という発見が、新たなコミュニケーションのきっかけになっています。

「書くこと」へのハードルが下がった

リレー形式にすることで「自分も書かなくては」という良い意味でのプレッシャーが生まれ、書くことへの心理的なハードルがぐっと下がりました。一度書いた経験が自信となり、「また何か書いてみよう」という空気が生まれています。

ナレッジベースが「生きた場所」になった

これまで投稿するきっかけが作りづらかったナレッジ共有が、この2週間で活発な議論と学びの場に変わりました。記事へのコメントやリアクションも増え、チーム全体の知識が有機的に繋がっていく感覚があります。

さいごに

たった2週間の小さな企画でしたが、「記事執筆リレー」は社内に「アウトプット文化」のきっかけづくりをしてくれました。この文化を大切に育て、これからも知識と経験を活発に共有し合える社内文化づくりを目指していきます。

もしあなたのチームでも「情報共有がマンネリ化している」「もっと気軽に知識をシェアしたい」と感じているなら、この「記事執筆リレー」を試してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!