30代からの異職種転職記

2022年1月に中途でFLINTERS BASEに入社した岩﨑です。3カ月の研修を振り返って感じたことを紹介します。研修内容についてはシステム開発、要求定義・要件定義、スクラム研修を取り上げます。

成長できたこと

これまで

大学卒業後にメディア業界で7年間働いた後に、プログラミングスクールを経て入社しました。文系出身で、これまでエンジニアとしての経験はなく、入社時点で32歳と比較的遅めのスタートでした。

転職先としては当初Web系を考えていましたが、データ分析のための基盤を構築してさまざまな意思決定に影響を与えることができるデータエンジニアの仕事に魅力を感じ、志望しました。

入社後

最も成長を感じるのはIT全般に対する知識の広がりです。プログラミングスクールではRuby on RailsやHTML/CSSについて学びました。Webアプリ開発の経験などしましたが正直、卒業時点でも知識は狭く浅い状態でした。

一方、FLINTERS BASEの研修では、データエンジニアとしての「いろは」を中心に広く学ぶことができました。講義やカリキュラム、ハンズオンなど、多様な手法を通じて必要十分な知識を得られる内容となっており、細かい質問にも教育チームが丁寧に対応してくれました。

3カ月間モチベーションを保つことができ、「一生勉強」とされるエンジニアに必要な学習習慣が身に付いたとも感じています。

研修内容について

システム開発

カリキュラムと動画、理解度確認テストを通じ、システムを作るための一連の流れについて学習しました。要求定義からリリースに至るまでの工程の意味、データ分析基盤を構築するにあたって理解が必要な概念、データウェアハウスの各サービスの違いについて知りました。

特に大きな学びとなったのは、「まず最初にユースケースを考えること」の重要性を知ったことです。とりあえずデータを集めるというイメージを漠然と持っていましたが、それは「NG」とのこと。なぜデータ分析基盤が必要なのか、それを使って何がしたいのか、いかに顧客と対話していくかを考えることが大切なのだという言葉があり、はっとさせられました。

要求定義・要件定義

要求定義の工程の重要性や、「ユーザーが喜ぶだろうと勝手に機能を追加する」「ステークホルダーの見落とし」などよくある失敗について学びました。ステークホルダーの洗い出しのために組織図を利用する、人によって持っている知識の分野が異なるため用語集を作る、といったポイントも印象的でした。

要求開発については、顧客役とエンジニア役に分かれてインタビューを行う演習に取り組み、顧客がどんな機能を望んでいるのか聞き出したり適切なアイデアを提案したりすることの難しさを体感しました。ユーザーの要求を理解するためのツールキットであるUMLや、要件定義書などを作成する演習にも取り組みました。

スクラム研修

親会社であるFLINTERSのスクラムマスターが講師となり、スクラムの価値基準や核となる概念を教わりました。実務での例も交えながら、プロダクトバックログがどのようなものなのかについてや、スプリントの流れについて解説を受け、それぞれのセレモニーやアーティファクトの位置付けについて理解を深めました。

それぞれのセレモニーにおいて、開発者やプロダクトオーナーといったロールごとの役割は何なのか、チームで話し合いながら考えるワークショップにも取り組みました。シチュエーションカードを使って実際に手を動かしながら考えたことで、配属に向けて働くイメージを膨らませることができました。

会社に入ってみての感想・雰囲気について

ゆるやかで自由

「スーツを着てきてくれたんですね」。PC受け取りも兼ねて出社した入社初日について思い出すのは、苦笑混じりに掛けられた言葉です。服装について事前にもらっていたメールでは「私服で問題ございません」とあったものの、建前的にそう言っているだけだろう、とスーツで出社しました。

すると格式ばった格好の人はゼロ。先輩社員だけでなく同期入社の人々もカジュアルな装いで「これがIT業界か...」と、そのゆるやかで自由な雰囲気に良い意味で面食らいました。これから入社される方には、私服でOKと言われたら本当に大丈夫ですよとお伝えしたいです。

充実の学習環境

制度面で驚いたのは、社員の学習を支援する仕組みがたくさんあることです。業務に関係する技術書や、モニターやマウスといった機器の購入支援制度があり、資格取得のための受験料の補助を受けることもできます。

ほかにも、広告について自習できる独自の動画教材が用意されていたり、Pythonメタバースについてなど多種多様なテーマで開催される勉強会に参加できたりと、学ぶためのツールや場が豊富にあります。技術力を磨いていくには素晴らしい環境だと思います。

少数派でも

日本ではテクノロジー分野のジェンダーギャップが問題となる中、入社前に不安に思っていた一つとして「女性がいない」ことがありました。

ですが蓋を開けてみれば同期にはもう一人女性がいて、教育チームやバックオフィスを担当している先輩の中にもいて、少数派でも居心地の悪さはありません。他の同期・先輩たちも含め、夕会(一日の進捗や気づきを共有するために毎日夕方に行われるミーティング)やランチ会で和気あいあいとした時間を過ごせています。

これからの抱負

前職の上司に退職を告げたのは昨年3月です。

「畑違いの仕事にこの年齢から挑戦するのは無謀ではないか」「プログラミングの初歩的なところでつまずいてばかりで向いていないのでは」

霧の中を手探りで歩くようだった1年の間にはさまざまな思いが去来しましたが、今は人生の新しい一歩を踏み出せてよかったと考えています。教育チームの皆さまのおかげで、入社後の3カ月でひとまわり成長できたとも感じています。一日も早く配属先でエンジニアとして戦力になれるよう、これからも精進してまいります。