はじめまして。
FLINTERS BASE 15期生の髙木と申します。
今回、未経験からデータエンジニアに転職し3ヶ月の研修を終えたので振り返りとして共有できればなと思います。
これからエンジニアとしてキャリアを築きたい方々へ、少しでも参考になれば幸いです。
目次
研修内容
印象に残った研修を2つ紹介します。
BI(Business Intelligence)
BIとは、データに基づいた迅速かつ精度の高い意思決定を支援する考え方です。
企業が持つ膨大なデータを客観的に分析し、隠れた傾向やビジネスチャンスを発見するために、その重要性が増しています。
今回の研修では、代表的なBIツールである「Tableau」を使用し、複雑なデータを可視化・分析する手法を学びました。
実際に使用してみると、頭でイメージした通りに表現するには試行錯誤が必要でしたが、その過程でTableauの多彩な表現力と分析の面白さに気づくことができました。
試行錯誤のプロセスは、単にツールの使い方を覚えるだけでなく、どうすればデータが持つ意味を最も効果的に伝えられるかを考える、非常に実践的な研修になりました。
総合演習
研修の集大成として、学んだ全技術を応用し、データ分析基盤の構築から可視化までを一貫して行いました。
私は、スペインのサッカーリーグ「La Liga」のシーズン成績データを題材に、独自の切り口でインサイトを発見することを目標としました。
要件定義から始まり、サービス構成図の作成から実装に至るまで、実務さながらの形式でプロジェクトを推進できた経験は、大きな自信に繋がりました。
技術的な課題も多く難易度は高かったですが、それらを一つひとつ乗り越え、ゼロからサービスを設計し実装までやり遂げたことで、プロジェクトを完遂させるための実践的な開発力が身についた実感があります。
研修を終えての感想
体系的で実践的なカリキュラム
3ヶ月間にわたる研修は、質・量ともに非常に充実していました。
データエンジニアに必要なスキルを網羅的に、かつ体系的に学べるカリキュラムのおかげで、実務へのスムーズな移行に繋がる安心感と確かな土台を得ることができました。
一つひとつをじっくりと学べる期間が確保されている点も、非常にありがたかったです。
学習に集中できる手厚いサポート体制
研修期間中は、心理的安全性が高く、非常に学習しやすい環境が整っていました。技術的な不明点はSlackですぐに質問できるほか、1日3回のオンラインミーティングでも疑問を解消する時間が確保されています。
さらに、講師との定期的な1on1面談も設けられており、学習の進捗に関する不安などを気軽に相談できました。
このような多角的なサポート体制のおげで、課題を一人で抱え込むことなく、安心して学習に集中し、最後までやり遂げることができました。
研修を終えて成長したところ
Python,SQL
Pythonは未経験の状態から学習を始めましたが、研修を通じてデータ抽出・加工のためのコードやクエリを自ら実装できるようになりました。
この経験を土台に、今後はより幅広い領域で応用できるレベルを目指し、自己学習を継続していきます。
エラー対応
研修当初はエラー発生時に戸惑うこともありましたが、数多くの実践を通して原因を特定し、解決策を導き出す冷静な対応力が身につきました。
今ではエラーを「学びの機会」と捉え、トライ&エラーを繰り返しながら着実に前進するという、エンジニアとしての基本姿勢を習得できたと感じています。
データエンジニアとしての知見
データパイプラインの設計・構築から運用まで、データエンジニアに求められる一連の知識と技術の基礎を固めることができました。
研修で学んだ全体像を基に、これからは実務を通して一つ一つの技術要素への理解を深め、実践で通用する専門性を磨いていきたいです。
会社に入ってみての感想
会社の雰囲気
皆さんとても優しくコミュニケーションが取りやすいなと感じます。
特に、私のような未経験からキャリアをスタートするメンバーが多い背景を会社全体で理解し、常に同じ目線に立って丁寧に接してくださるため、安心して業務に取り組むことができます。
また、隔週で開催されるシャッフルランチも、FLINTERS BASEの素敵な文化だなと感じます。
基本的に在宅ということもあり、普段は関わる機会の少ない他部署の方とも気軽に話せるため楽しみの一つになってます。
柔軟なワークスタイル
研修期間中はリモートワークが中心で、出社するかどうかも個人の裁量に委ねられており、一人ひとりの働き方が尊重されていると感じます。
ちなみに、完全リモートだと通勤がない分、体を動かす機会が減りがちです。
私も研修中に運動不足を痛感し、今ではすっかりジム通いが習慣になりました(笑)。
配属後は、プロジェクトの方針によって働き方が変わります。
近年は出社頻度が増える傾向にありますが、このように状況に合わせて仕事の状況とプライベートのバランスを自分で設計できるのが、この働き方の魅力だと感じています。
これからの抱負
IT未経験の不安な状態から、3ヶ月間の研修を経て、エンジニアとしてのスタートラインに立つことができました。これはゴールではなく、ここからひよっこエンジニアとしての私のキャリアが始まるのだと、改めて身が引き締まる思いです。
最後になりますが、未経験の私を支えてくださった全ての関係者の方々、本当にありがとうございました。
このブログが、かつての私と同じように、新しいキャリアに踏み出そうとしている方への後押しになれば幸いです。